伝える
その病院は完全予約制でありました。

電話口のむこうで受付けの女性が当日の予約は無理なこと
順番待ちの時間はかかるが予約なしの飛び込み診察が
可能なことなどを丁寧に説明してくれました。

休み明けのその病院の待合室は人で溢れかえっていました。

座席はつながってはいるものの一人掛け仕様で壁面には
大型ディスプレイによって診察の案内や子供用のアニメが
映し出されています。

座席横にはご自由にお使いくださいと書かれた毛布が
用意されていました。

何よりスタッフの数が多く問診票の記入の際も患者の所まで
来て問診してくれました。

痛みに耐えている患者にとってはそのようなことが
どれだけありがたいことなのかを身をもって痛感しました。

当日は緊急手術なども有りかなりの時間を待たされることに
なったのですが不思議と心穏やかに待つことが出しました。

先日の病院からの引継ぎはしていないかったので
もう一度レントゲン撮影を行い診察をを受けて頚椎の状態を
確認してからMRIを受けました。

 

撮影したMRI画像には見事なストレートネックに加えて
5番6番部分でくびれるように狭窄した脊柱管の姿や
骨棘で骨の間隔が狭くなっている様子が確認できました。

頚椎板のヘルニアは認められませんでしたが学術資料に
使えそうな見事な画像がが映し出されていました。

 

それは「そいつ」の全容が明らかになった瞬間でした。

 

治療方法として保存療法に変わりはないのですが
消炎鎮痛剤が効いていなかったのでトラムセットと
ナウゼリンを処方していただきました。

理学療法士によるリハビリの指導をうけながら
現在も戦いは続いています。

基本的に変形した頚椎が元に戻ることはありません。
しかしながらようやくパソコンに向かうことも
出来るようになりました。

パソコンに向かって作業する。

 

そんな当たり前のことが実は決して当たり前のことでは無いと
いうことを経験したことで

 

私の中に「感謝の気持ち」が溢れてくるのです。

 

 

:逆に人生かわれるキッカケになるかも

私はそう思っているよ!

:よし!

そうとしか思えない。

:ありがとう頚椎症!

オフィシャルになるだけ!

ありがとう頚椎症!

:感謝しよう

うん!

それに捻挫じゃありません!

:うん!

打撲でもありません!

:うん!

サーヴェカル スパイン!

 

感謝の気持ちを忘れずこれからも精進して参ります。

 

ダラダラとした文章に最後までお付合いいただき
本当にありがとうございました。